生きるのはサボれない。
モラトリアムという映画を観た。
とくに感想を書こうというわけではない。
出てくる主な人物は働きもせずふらふらとしていて、世間的にはいわゆるダメ人間ばかりである。
しかし彼らは彼らなりに葛藤を抱えていたりして、行動こそ起こせていないものの必死にもがいているのだ。
映画を観て、実は頑張ってない人間などいないのではないかと気づいた。
ある目的に対しての達成度という意味で頑張っている、サボっているというのはあるにしても、自分の人生についてはみんな真剣なのだ。
そう思うと、人にあーしろこーしろと説教を垂れるなんてことはますますできなくなる。
それはとても視野の狭い見方だ。
自分の思慮の浅さを露呈しているだけだ。
問題を解決するということは、相手の考えていること、思っていることに耳を傾け、同じ目線で考える以外にないのかもしれない。
過去の行いを反省しつつ、この気づきをこれからに活かそうと思う。